30 Jun
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6月17日、ルアンは岩手県久慈市にあるせんべい工場で行われた、他にはない特別な相撲イベントに参加しました。相撲と聞くと、多くの人が東京や大阪での大きな本場所を思い浮かべるでしょう。

しかし、もう一つの側面があります。それは、力士たちが試合の合間にどこで、どのように稽古しているかということです。同市では2年連続12回目の開催、春日野部屋の力士たちが、夏合宿と交流イベントのために久慈を訪れています。

この街は一戸町から車で約1時間の距離にあり、ルアンにとってさらに特別な思いがありました。こうしたイベントは、スポーツや地域の新たな一面を見せてくれ、なぜルアンが岩手をこれほど愛しているのかを改めて思い出させてくれます。


当日何があったのか?

まず、力士たちの稽古を間近で見学しました。彼らの体格、規律、技術、そして力強くも優雅な動きには圧倒されました。実際、ルアン自身初めて生で相撲を見たのですが、他の参加者も「初めて見る」という方が多く、会場全体がワクワクした温かい雰囲気に包まれていました。しかし、最も驚いたのは稽古の後でした。

なんと、力士たち自身がランチを配膳してくれたのです! 力士たちがウェイターとして立つ姿は、これまで日本で体験した中でも特にユニークなものでした。彼らはとても親切で気配りがあり、笑顔が絶えませんでした。

まるで「相撲カフェ」のようで、東京や大阪のコスプレカフェを思い出させるコンセプトでした。ビジネス化を勧めるわけではありませんが、本当に貴重で忘れられない体験でした。しかも、料金は一人1,000円と、まさに破格!


メニュー:

甘めの伝統的な鍋料理「ちゃんこ鍋」。力士たちが強くなるため、健康的に体重を増やすために食べることで知られています。白身魚とサーモンのバター焼き、絶品でした!麺状にカットされた海藻の小鉢と、さつま揚げ(揚げかまぼこ。


巨大なアスリートを見ると、食事も脂っこく重たいものを想像しがちですが、実際には全く逆でした。料理は温かく、味わい深く、驚くほどヘルシーで、野菜や栄養がしっかりバランスよく含まれていました。彼らの大きな体が筋肉と力で作られていることを改めて実感しました。


力士との会話

食事を提供してくれる間、何人かの力士と話す機会がありました。彼らは、夏の岩手が涼しく空気がきれいなので大好きだと話してくれました。年々暑く湿度の高い東京や大阪とは違い、岩手は木々と海に囲まれた爽やかな環境で、稽古にも心身のリフレッシュにも最適だそうです。また、今回の旅では、通常の本場所と違って移動費が出ないため、自分たちで貸切バス代を払ったそうです。実際にそのバスを見ましたが、あの大きな体で乗るには非常に窮屈そうでした!さらに、久慈市内の山形小学校も訪問した際、子どもの少なさに驚いたとのことでした。これにより、過疎化という深刻な課題について考えさせられ、大都市の学校が過密状態である一方で、地方では逆の問題を抱えていることに気づかされたそうです。地域に貢献し、訪れる地域にポジティブな影響を残したいという強い想いを語ってくれました。


振り返り

今回のイベントはトップレベルのプロ本場所ではありませんでしたが、本当に忘れられない体験でした。特に心を打たれたのは、大きな設備や予算がなくても、シンプルなアイデアで人々との強く意味のあるつながりを作れるということです。岩手、特に小さな町にとって、こうした人と人とを中心にした体験は大きな可能性があると心から思います。小規模でユニークなイベントは訪れる人々の心に深く響き、地域観光を盛り上げる大きな力になります。

日本で過ごした中でも、間違いなく最も思い出に残る一日でした!


参考リンク

このユニークな相撲イベントや、久慈での春日野部屋の活動についてもっと知りたい方は、NHKの詳細な記事(日本語)をご覧ください:

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20250616/6040025931.html

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ed6e48388da61a1ad3398803c40b7a9dd0621e8

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