6月28日、一戸町で行われた「一戸フードフェスタ花火」に参加する機会がありました。このイベントは食に特化した夏祭りで、日本の夏祭りらしく、たくさんの驚きと新しい発見がありました。
中でも一番驚いたのは、なんとこの花火大会の企画を提案したのが一戸中学校の生徒たちだったということ!こういう話を聞くと、小さな町であっても若者たちが「変化の原動力」になっているのがよく分かります。地域の未来を考えながら夢を形にしていく彼らの姿勢に、とても感動しました。(ちなみに、ルアンの出身校ではせいぜい「プールを作ってほしい!」という提案くらいで、もちろん実現しませんでした…笑)
生徒たちの提案のおかげで、会場は実際にその中学校に決まり、地域の人々に開放されました。お祭りの雰囲気は、まるでアニメの世界に入ったようで、「これぞ日本の夏!」という風景に包まれていました。
「フード&花火フェスティバル」の名の通り、屋台グルメは大きな魅力のひとつ。焼きそば、焼き鳥、たこ焼きなど、定番メニューが並ぶ中、地元のお店も特別なブースを出していてワクワクしました。特に印象に残ったのが、奥中山高原ジェラートのアイスクリーム。黒ごま、夏キウイ、白チョコレート、甘酒などユニークな味で有名なお店です。この日はミックスベリーヨーグルト味を販売していて、それが本当に美味しかった!
また、チャーシュードッグというユニークな商品を売っている屋台もありました。ホットドッグですが、ソーセージの代わりにチャーシューが入っているんです。写真を撮るのを忘れるほど美味しかったので、偽物の写真でお許しを…笑。
そして岩手の夏祭りといえば、忘れてはならないのが南部美人。二戸市にある日本酒の蔵元で、国内外で数々の賞を受賞している実力派です。この日は南部美人のオリジナルカクテルを試してみましたが…本当に最高でした。夏の夜にぴったりの爽やかさ!
さらに、ステージでは2組のアーティストによるライブ演奏もありました。あるバンドに「英語の曲を歌ってほしい」とリクエストしてみたところ、なんと「Stand By Me」を知っていて、そのままみんなで一緒に大合唱!こんな偶然の楽しい瞬間も、地域密着の祭りならではですね。
一戸フードフェスタ花火は、単なる食や花火のイベントではなく、若者の力で地域が一つになって生まれた、まさに「魔法のような」時間でした。
もし、こういうローカルなお祭りに参加するチャンスがあれば、ぜひ行ってみてください。家族でも、友達でも、一人でも。きっと思いがけないグルメに出会い、誰かと一緒に歌い、夏の夜空の下で忘れられない思い出ができるはずです。